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霧島ぢだのうた
編集発行:鳥集忠男先生追悼集編集委員会 会長 平原洋和
     事務局(有)暮しと資産管理気付 0986-26-0600
内 容:鳥集忠男先生遺稿・追悼集
出版社:鉱脈社
初 版:2004年8月24日
価 格:2500円
頁 数:449頁
販 売:市内各書店

内容
1部 いなかの先生 歌祭文
2部 鳥集先生を偲ぶ
 プロローグ
 シーン1 若き日の鳥集さん
 シーン2 荒武タミさんとの出会い。民俗研究へ
 シーン3 民俗芸能発掘と伝承、「南のうたと踊り」へ
 シーン4 全国へ広がるゴッタンの響き
 シーン5 子どもとともに。どんぐり1000年の森を
 シーン6 田舎の先生は永遠に
3部 ふるさとの祈りと芸能 遺稿収録

付録CD
 第一部 民話
 第二部 ごったんと伝承

編集後記

 鳥集忠男先生は平成十四年八月二四日永眠されました。それから二年が過ぎましたが、いまだにあの懐かしい諸県弁のお声が都城盆地のどこからか聞こえてきそうな感じが消えません。先生はいつまでも盆地に生き続けておられるのだなあ、と思う昨今です。
 ここに故鳥集忠男先生の遺稿・追悼文集をお届けします。添えましたCDにて先生の諸県弁をお聴きになって、都城盆地にいまも生き続ける先生のお人柄をしのんでいただけたらと思います。
 寄せられた数多くの追悼の辞を読みますと、先生はいかに多くの人たちに愛され、いかに大きな影響を残されたか、あらためて思い知らされました。この盆地の巨峰の裾野がどこまで広がっているのか、私たち編集委員一同はただ呆然とするばかりで、この文集にその裾野の全てを収める術をしりませんでした。
 盆地には昔から、朝日を拝み、西の神山・高千穂に手を合わせる習わしがあったとのお話を先生に伺ったことがありました。この霧島山麓に位置する盆地をこよなく愛し、ここに生きる人たちの息吹と思い、魂の祈りに耳を傾け、盆地の「風土」を体現して私たちに示して下さった先生は、まさに盆地の象徴としての無形文化財ともいうべき人でした
 そんな先生の巨大な業績とお人柄を一言でどう表現したらいいのか、この文集の題名に私たち編集委員は随分苦慮しました。先生の活動とその業績は盆地を越えて南九州全域に広がっています。先生のお姿をしのび、業績をひもとくと、まさに「霧島んぢだのうた」が聞こえてくるようです。「うた」には、ここに生きる人たちの思いと祈りが込められており、その息吹さえも感じられます。
 この文集は当初、一年忌での出版を目指したのですが、短い期間での準備では無理と判断、一年忌に先生宅に集まった有志により、追悼集出版を再確認、平原洋和さんを会長に編集委員会を編成して作業に取り掛かりました。年明けに、追悼文依頼の記事を各新聞に掲載していただき、私たち編集委員会が把握していなかった多くの方々から追悼の辞が寄せられ、先生の活動範囲の広さを痛感させられました。

−−後略−−

鳥集忠男先生追悼集編集委員会



 表紙絵:弥勒祐徳 題字:藤井敬山

 

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