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都城さつま方言辞典
編著者:瀬戸山 計佐儀
内 容:方言辞典
発行所:三州文化社
初 版:1992年5月30日
価 格:6000円
頁 数:1002頁
販 売:三州文化社(0986−22−5804)

著者紹介
 瀬戸山 計佐儀(せとやま けさのり)
  出生:大正9年 都城市太郎坊町(旧沖水村大字高木)生まれ。
  学歴:沖水小学校卆、鹿児島一中4年依病退学、専検と大検合格、
     法政大学通信教育受講。
  職歴:昭和21年より都城市役所(34年の内、厚生課長5年、
     図書館長9年)県史、市史執筆委員。
  所属:都城史談会と植物愛好会、日向民俗学会、宮史連、日本民俗
     学会、仏教民俗学会、鹿児島民俗学会、西日本史学会、鹿大史学会
  著書:都北社会福祉史、都城方言集、太郎坊町史、日向の伝説など14冊
     その他、庄内平治記・庄内軍記など史料の発掘と自費出版10冊
  賞罰:宮日文化賞、都城市文化賞

「はしがき」より

 都城方言は、いわゆる鹿児島方言(旧薩摩藩内方言)の一種である。しかし、それとは都城方言の語彙が二、三割は異なり、そして同じ語彙でもアクセントやイントネーションが大いに異なっており、都城方言は変化に乏しい平板な話し方をする。

         中略

 この「都城さつま方言辞典」の名称は、都城方言が薩摩(鹿児島)方言の一種を示すものであり、旧鹿児島藩内の一私領であった都城領と略々領域を同じうする都城盆地、即ち現在の都城市と北諸県郡(三股・山之口・高城・高崎・山田の五町)の方言辞典の集大成を試みたものであるが、この都城地方の言語(方言)を五十音順に列挙してその品詞・意味などを記述すると共に、つとめて語源を探求することとし、語源は自己の考察に依る外、古語大辞典・大辞林・広辞苑・日本国語大辞典(二十巻)その他にも当たって完全を期したが、私の能力では探求しきらず、語源不明のものも少なくない。(例えばガグレ(河童)、バブタ(蜻蛉))
 鹿児島や都城の方言には古語に由来するものが極めて多く、また品詞間の結合・融合して更に転訛したものが多いのであるが、本書では品詞名をそれぞれに記載したけれども、動詞と助動詞と結合した句や連語、体語と助詞と融合した句なども見出し語として収録した。これらの融合・結合及びその転訛は方言の特徴だからである。

         後略

 


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