霧島工業クラブのマーク

代表理事就任のご挨拶

 平成28年度より代表理事に就任致しました株式会社下森建装 代表取締役 下森 康玄です。

 一般社団法人 霧島工業クラブは、平成4年11月に設立され来年で25周年を迎えます。設立以来、四分の一世紀が経過したことになり、初代の代表幹事の株式会社サニー・シーリング 代表取締役社長 窪田次生さんから数えて、私が11代目の代表理事となります。

 設立以来、都城工業高等専門学校(以下、都城高専)を核とした南九州圏域のハイテク異業種交流グループとして、産学官の協力により、技術の本格的な交流拠点づくりや、誘致企業と地場企業の技術交流、高付加価値製品の開発などを目指して活動してまいりましたが、本年度より宮崎銀行様に会員として加入して頂き、産学官金の体制となりました。

 さて、政府は、東京一極集中を是正し、地方の人口減少に歯止めをかけ、日本全体の活力を上げることを目的とした一連の政策である地方創生を掲げていますが、地方経済を振興し、若者を中心に地方の人が地元で職を得、豊かに暮らせるようにする為には、まち・ひと・しごとの創生が必要です。

 当地においても地方創生の実現を図るべく、本年度は従来以上に都城高専との連携を強化してまいります。

 特に、若者の地元定着の推進の為、都城高専の卒業生の地元への就職率を向上させ、また企業のニーズと都城高専技術シーズのマッチングによる共同研究や受託研究を推進致します。その為には、地方創生推進事業(COC+)として、宮崎大学と都城高専が協力して計画する「学生の地元就職支援」、「地元企業とのマッチング」、「地域インターンシップ」等に全面的に協力致してまいります。

 また、産学官金の連携で会員企業の価値創造を目指す取り組みとして、「社会実装教育」や「新しい役割を担える人材やイノベーションを起こす人材育成の新しい手法であるアイデアソン・ハッカソン」等を推進していきたいと考えております。

 さらに、会員同士の情報交換を密にして、新しい付加価値を創造し、地域活性化に貢献していきたいと存じますので、これまで以上に今年度も会員の皆様のご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
平成28年5月