霧島工業クラブのマーク

代表理事就任のご挨拶

 令和3年5月に代表理事に就任いたしましたリブレ株式会社代表取締役の東郷彰です。

 一般社団法人霧島工業クラブは、平成4年11月に設立され来年で30周年を迎えます。設立以来、四分の一世紀が経過したことになり、初代代表幹事の株式会社サニー・シーリング代表取締役社長の故窪田次生氏から数えて、私が12代目の代表理事となります。

 設立以来、都城工業高等専門学校(以下、都城高専)を核とした南九州圏域のハイテク異業種交流グループとして、産学官金の協力により、技術の本格的な交流拠点づくりや、誘致企業と地場企業の技術交流、高付加価値製品の開発などを目指して活動してまいりましたが、現在は、昨冬より流行した新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、3密を避ける等の感染防止対策を講じながらの活動となっております。

 コロナ禍が長期化し、新しい生活スタイルを「新常態」として対応することが求められ、IT化を通してビジネスモデルや組織文化を変えていく DX(デジタルトランスフォーメーション)という言葉が飛び交う中、イノベーション(技術革新)の要素を取り入れながら、各種業界で生き残りに向け知恵を絞っていかなければなりませんが、逆境をプラスと受け止めピンチはチャンスで、「困り事こそがビジネスチャンスを生む」という言葉を胸に、この苦境を乗り越えていきたいものです。

 当クラブでは、このコロナ禍だからこそ、これまで以上に、都城高専との技術協力や産学共同研究を推進し、都城高専同窓会「深山会」との連携による UIJ ターン受入推進、産学官金交流会、合同企業説明会等の開催や都城高専就職支援講演会への講師派遣、インターンシップの受入促進等に加え、昨年同様、都城高専が全国51校の幹事校となって推進する「モンゴル高専生の日本におけるインターンシッププログラム」への協力並びに雇用促進の支援を行ない、行政、企業及び都城高専との産学官金連携を強化してまいります。

 さらに、会員同士の情報交換を密にして新しい付加価値を創造し、経営力向上につなげ地域経済の振興を目指し、また同時に、地域におけるプレゼンスを高め地域活性化に貢献していきたいと存じますので、今後ともこれまで以上に、会員の皆様のご協力ご支援を賜りますよう何卒よろしくお願いいたします。
令和3年5月