霧島は高千穂の峰の麓、御池の奥の方に、小池と呼ばれる火口湖があるのをご存じだろうか。今日は天気も良かったので、ちょっとハイキングがてら出かけてみた。


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97_01_12_2  この池は、四季を通じて訪れる人も少ない。九州も南の果てにあるこの地では、山の中とはいえ夏には行くものではない。うっそうとした原生林と、カルデラの奥底にあるが故に、きっと死ぬほど暑いであろうと思われる。よって、汗をかくのがきらいな小生としては、幾度か訪れたことはあるが、いずれも冬であったと思う。






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 この時期の小池は良い。冷たい風が吹く中、枯れ葉をサクサクと踏みしめながらポテポテと歩く。小鳥の声と、自分の歩く音だけの静寂の世界である。
 の、つもりだったが。池に着いたとき、カルデラの小径を降りてくる一団がある。10人ほどのオバさんたちの集団で、これがまた賑やかである。しかしマァ、賑やかさまでは写真にも写るまい。降りてこられる前にシャッターを切る。



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