七月始めの季節外れの台風で、延期になっていたブロック大会に、これもまた台風で大雨の降る中を大分まで車を走らせた。大型の台風が日向灘を北上して行くのを追っかけるようにして、一日違いで国道10号線を北上するのであるから、何時までたっても、どこまで行っても雨が降り止まない。
 どしゃ降りの中、河原でキャンプすることにした。


 タープならぬ、農業用ビニールシートを愛車の脇に張り、ささやかな3人だけの夕食と宴会で夜は更けていく。
 快適ではあるのだけれど、不思議なことに蚊がいるのである。風がビュウビュウと鳴り、どしゃ降りの雨であるに関わらずである。あんなに飛ぶ力の弱い虫が、どうやってこのキャンプサイトまでやって来るのであろうか。
 あんかけ焼きソバと、持参した上等のウィスキーが、この夜のディナーであった。


 ウィスキーのサイダー割りを飲んで御満悦である。
 今回のキャンプからは、地べたにシートを敷いて座ることをやめた。椅子とテーブルでリッチに過ごすことにした。どうせ、自分の背に背負って持って行くわけではない。車が人間も道具も運んでくれる。
 でも運転するのは、大分だろうが球磨川だろうが、往復とも小生の仕事である。それもマァ仕方がない。


 写真を撮ってると、自分自身が写っているものはなかなか無いものである。だからと言って、わざわざインターネットに載せることもないのではあるが、これもご愛嬌である。
 小生、普段はごく当たり前の眼鏡を使用しているが、カヌーで一緒になる大学生の諸君などは、サングラスを着用している小生しか知らないらしく、普通の眼鏡をかけている小生を見て、ビックリしておった。
 わたしゃ、タモリみたいなもんではない。普通のオッサンである。別にリキむ程のことでもないが。


 大野川の帰りは、やっぱり北川で泳ぐに限る。
 今年は、大会の成績もマアマアということだったし、参加賞を貰ってもきた。ちょっと山道だけど、近道もわかった。
 北川では、パッパッパーと水着に着替えて大会の垢を落とす。もう、サッパリ。


 川に行くたびに水着で泳いでいるのに、きちんとした写真を撮ってやったことがない。一眼レフにフィルムも入っているし、若い女性であれば、水着姿をきれいに撮っておきたいであろう。で、この写真と相成った。
 女性写真はなかなかに難しい。素人のお嬢さんであればなお更である。彼女は、年中カヌーで一緒にいるから小生のカメラにも馴れている。マァ、可愛く撮れたかな。
 いつもの彼女とは、ちょっと違う雰囲気を感じてもらえるだろうか。