球磨川・二股の瀬

 今年の夏は暑い。それに、雨も多い。降り出したら間なしに一週間降り続く。洗濯物が乾かないと、カミさんがブツブツと言い出した頃にピーカンの晴れが続いて暑い。できることなら、朝から晴れて夕方にはサーッと夕立でも来て涼しい夜になる、なんてのが有り難いのではあるが、そうそううまくはいかない。
 私もオジさんになった故か、根気が続かない。それに生来暑いのは苦手である。しかし、選手たちの暑い暑い夏はまだまだ続く。
 球磨川で日帰り合宿をするというのでついて行った。

 下の瀬で練習するならついでに下ってしまおうと、馬場公園から下らせることにした。私は車でサポート。この公園からは、八貫の瀬、二股の瀬、網場の瀬と大きな瀬が続く。私なら決死の覚悟が必要でも、若いもんにとっては楽しい川下りらしい。
 球磨川でも鮎釣り師は多いが、その横をカヌーで下っても文句言われることはない。マァ、お互いのマナーが大切ではある。
 球磨川は清流である。人吉市という大きな温泉町があるのにきれいな水が流れている。きっと、山とここに住む人々の奥懐が深いのであろう。特に、今回は蒼々と澄んだ水が美しかった。