講座No.31「重金属汚染とその除去技術」

2007.2.3 13:00〜16:00

場所:都城高専AVR室及び化学実験室
講師:JFE技研(株)アクア・バイオ・ケミカル研究部長中原啓介氏
都城高専物質工学科 岩熊美奈子助教授


 重金属は古くからさまざまな用途に利用されてきた。しかし、水銀、ヒ素、カドミウム、鉛、6価クロムなど重金属による健康被害も起きている。
 この講座ではまず身近なところで利用されている重金属の紹介から始まり、化学形態や特性、汚染、処理技術について学んだ。さらに重金属のリサイクルや微生物による重金属の形態変化についても学んだ。


中原部長

土壌はマイナス帯電なので陰イオン物質は吸着しない

重金属で汚染されるとこのような健康被害を引き起こす

重金属は飲料水や食物を通じて人体に蓄積される

都市ごみ100トン当たり約48Kgの亜鉛が含まれている

都城高専岩熊助教授は実験を担当

凝集沈殿法を利用して重金属を除去する

鉛、銅、クロム、亜鉛を分離回収する実験を行う