講座No.16「バイオマスを利用した食品リサイクル技術」

2008.1.17 19:00〜21:00

場所:都城市総合文化ホール会議室
講師:(有)御笠環境サービス代表取締役 吉嗣 雅一氏


吉嗣社長

バイオマス・リファイナリーは最後まで使い切るというようなイメージ

化石燃料依存からカーボンニュートラルへ大きく転換

食品廃棄物の再利用率は低い

御笠環境サービスの考え方

左側のような一方通行ではなくて、右側のように循環していく考え方でやっている。

食品残渣のメタン発酵に取り組んでいる。

最終的に液肥を製造する。液肥は堆肥に比べ即効性があり土壌への浸透性も高く使いやすい、無機質の調整が可能、腐熟期間が短いなどの優位性がある。

プラントで使用する電力はガス・ディーゼルエンジン発電機を主としているが、スターリング・エンジンも併設している。燃料にはプラントでスラッジから製造するペレット燃料を使用する。

スターリング・エンジンの模型で説明

食品残渣はロイヤルホストやスーパーから出たものを回収している。

残渣から不純物を取り除き破砕しドロドロの状態にする。

液肥を使用して作った有機野菜をロイヤルホストのサラダ用やスーパーで販売

御笠環境サービス・ロイヤル西日本・新福青果は平成19年1月全国ではじめての異業種連携による温室ガス削減に関する「三社間協定書」を締結